2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マルクスの亡霊

「民主主義」の解釈は多様である。米国が民主主義教育を強調し、かたや北朝鮮だって国名に民主主義を標榜している。今日ジュンク堂の近刊コーナーでなんとなく衝動買いしてしまった。叛逆 マルチチュードの民主主義宣言 (NHKブックス)作者: アントニオ・ネグ…

日米経済摩擦沈静化についての集団間社会心理学的一考察

元あほあほサラリーマン・・・ ☟ ひょんなご縁から大学教員に関心を持ってしまった ☟ やばい、研究しなくちゃ。誰もやらないことをしなくちゃ・・・ ☟ 日米中政治経済研究会?? 日米経済摩擦のことなんて五万と本が出てるし、何を書きゃいいんだよ・・・ ☟ …

僕の英語勉強法

昨日ある学生に、夏からアメリカに留学に行くので英語力を上げたい、どうしたらいいか、と相談を受けました。私は大学入試以来、「英語の」授業やらお勉強やらをやったことがなく、大学ではポーランド語とフランス語でした。留学に向けても特に英語を勉強し…

なぜ私は学生の目線でいるのか

フルタイムで大学教員になってまだ3年ちょっとの私なりのアプローチであります。大学教員の大多数が私みたいになってしまっては良くないことでしょうが、そうは絶対にならないでしょう。なぜなら大学教員たちも皆、バラバラの主観でものを見ているからです…

大恐慌と今を比較した雑感(やはり個と全体の不一致かな)

1920年代の金本位制(つまり通貨は固定相場制)の時代、経常収支赤字国にはそもそも物価下落圧力がかかり、経常収支黒字国では逆に物価上昇圧力がかかるはずであった。しかし現実には、為替による自動調整機能がなく、経常収支黒字国は物価が上がると財・サ…

「成長はいらない」のか?

昨日のトクヴィルの言葉の含意には大いに賛成する一方、一部の経済評論家が言うように、ほんとうに「成長はいらない」のだろうか。私の知る「成長いらない」論のほとんどは、金で買えないものがあることとか、GDPは万能な尺度じゃないこととか(それは事…

幸福と等しく限られた時間

トクヴィル『アメリカの民主主義』(1835)、『時間意識の近代』より; 「この世の幸福の追求だけに、自らにこころを奪われている者は、常にせきたてられている。なぜかというと、彼はこの幸福をみつけ、これをかちとり、そしてこれを享受するために、限られた…

アベノミクスについての対論、産業と労働

2000年過ぎ頃からスティグリッツ先生が繰り返し言ってきたことと整合性は取れていて、無責任な感じはしません。が、ここまで言い切れるほど私自身はいわゆるアベノミクスに確信はないのです。Project Syndicate The Promise of Abenomics by Joseph Stiglitz…

大阪にあって東京にないもの

文化的なものを除いて、人工物で大阪にあって東京にないものと言えば、民博でしょう。これはたいへん面白いし、子供も大人も勉強になる。私の外語大魂が久しぶりにメラメラ燃えているのがわかった。私の知る限り、東京にはこれほどのものはない。ニューヨー…