僕の英語勉強法

昨日ある学生に、夏からアメリカに留学に行くので英語力を上げたい、どうしたらいいか、と相談を受けました。

私は大学入試以来、「英語の」授業やらお勉強やらをやったことがなく、大学ではポーランド語とフランス語でした。留学に向けても特に英語を勉強したわけではなく(TOEFL対策は少しだけやりましたが)正攻法を教えられるわけではありません。大学院や仕事を通じて読み書き話しのスキルが知らない間に徐々についてきたみたい、というのが正直なところです。つまり、長い時間かけて少しずつ我々が日本語をふつうに扱うような感覚をつけてきたにすぎません。

しかし相手は数か月後には海外に行くということで、即効性のある答えが欲しいみたい。困った・・・。「そんなのないよ」というのが正直なところ。でもそれじゃあまりにも冷たすぎるので、たまに意識してやっていることを伝えてみました。

The EconomistNew York Timesの国際記事などに、特集でビデオクリップがあったりしますよね。もちろんYoutubeでもいいんです。ああいうものを定期的に見る際に、耳から入る英語をまるであたかも自分が喋っているかのような感覚で0.2秒後くらいにモゴモゴ繰り返します。この「あたかも自分が喋っているかのような感覚」が大事なんじゃないかなと思っています。要は、しゃべっている人の英語を真似て盗んでいるようなものです。ついでに話の中身も自分のものにできます。そもそも関心があるテーマですしね。

感覚的に理解するパーセンテージを徐々に上げていく、という教育方法は、だめなのかな?文科省にはだめなんだろうな。