人権と倫理とか哲学とか

このところ時差ボケもあって家族に邪魔されない深夜に本を読める。そんな中で2冊の本といい出会いをした。

こちらは1993年にオックスフォード大学で行われたOxford Amnesty Lecturesを編纂したもので、中にはロールズやローティなど現代の著名哲学者たちが当時のボスニア紛争に関連して議論しています。そういう切り口で複数の哲学者の所見を伺える機会は滅多にないし、なにしろお得。世の中の各種シンポジウムはやりっぱなし感満載のケースが多いが、こうして出版すれば半永久的に価値が残る。これはいいこと。

人権について―オックスフォード・アムネスティ・レクチャーズ

人権について―オックスフォード・アムネスティ・レクチャーズ

そしてメルロ=ポンティ様。哲学は難解だ。認識論って、文字通り認識の仕様をあれやこれや語るから認識しにくい。しかし、現象学は世界をとらえる(認識する)ためには避けては通れない。

知覚の哲学: ラジオ講演1948年 (ちくま学芸文庫)

知覚の哲学: ラジオ講演1948年 (ちくま学芸文庫)