大連

いわゆるサマーダボス(World Economic Forum Annual Meeting of the New Champions)が9月14日〜16日の間に大連で開催され、元同僚たちが集まるのでマイルを使って飛んでゆきました。
http://www.weforum.org/events/annual-meeting-new-champions-2011

2泊3日の強行日程とはいえ、家族を京都に置いて一人で行ったこと、そして大連観光はほどほどでよいかなーと思ったこともあり、十分な滞在だった。

大連はやっぱり想像通り、大味だなあ。もちろんハイライトは日本やロシアが占領していた面影がいまだにたくさん残っていることで、これは確かに興味深い。所得は先月行った上海よりも低めなのがよくわかる。貧富の差はどっちもひどいように見えた。

初日、空港に着くと、タクシーで大連賓館に到着。


旧満鉄本部はちょっとした資料館になっているんだけど、ずいぶんカワイイ女の子が片言の日本語で説明してくれちゃってね。妙に優しくしてくれるな、と思ったら、最後に付属のショップがあって、なるほどここで金を使ってもらうのが目的だなー、と。

ショップがこれまたマニアック。占領時に実際に使われていた満鉄のロゴが入ったワイングラスやら満州江戸切子のグラスとかコーヒーカップとか、当時の遺留品がそれぞれ4〜5000円以上で売っているんだよね。あと満鉄の実際の鉄道道具とか(これなんかは鉄道マニアにとってはうれしいかも)。
満州江戸切子はレアで心が揺れたけど、レアなだけで、そのロゴはやっぱり微妙だよなあ。しかも、グラスの底を見ると5角の星型になっていて、満州五族協和満州族、日本人、朝鮮族蒙古族、漢族)を意味してる、と・・・これって、ヨーロッパでいうと、ハーケンクロイ・・・・・・失敬。

それにしても、こういうのを飄々と売ってお金にしようとする中国人の強かさ、キライじゃないよ。キライじゃないけど、やっぱり買わなかったよ。バイバイ。 夜に満州餃子を1人たらふく食ったとさ。

2日目、圧倒的な存在感だった、満鉄「あじあ号」を見学。デカッ!! 当時、SLで時速130キロで走る、世界最速だったそうな。

夜は旧同僚たちと飲み会。午前2時半までおしゃべりしておりました。旧交を温めるのはとてもいいことだ。